膀胱癌に対する新たな経尿道的手術手技の開発
早期膀胱癌の治療は経尿道的膀胱腫瘍切除術が標準術式ですが、本術式は過去60年以上も技術の進歩が認められていません。本術式では癌治療の基本である腫瘍一括切除ができず、膀胱癌患者の約半数で膀胱内再発が認められる一因とも考えられます。本研究では腫瘍の一括切除を目標としており、腫瘍を一括切除することにより、手術による腫瘍播種を防ぐだけではなく、癌の深達度をより正確に診断でき、適切な追加治療を選択することも可能になると考えられます。