EAU 2015 Best of Posters 受賞（2題、瀬島健裕）

受賞コメント

鳥取大学　医学部　器官制御外科学講座　腎泌尿器学分野 瀬島健裕

この度第30回ヨーロッパ泌尿器科学会（EAU）で発表した3演題のうち2演題が、Renal tumors: Surgical treatment: Nephron sparing部門でBest Posterに選ばれました。EAUでは毎年4000～5000題程度の演題応募があり、1000題ほどがacceptされますが、全ての演題がとりあえずPoster Sessionとしてacceptされます。各会場で1セッションが10～15演題くらいですが、非常に広いスペースでのPoster閲覧と、演台に上がりプレゼンと質疑応答がそれぞれの演題である仕組みです。いろいろなジャンルで区分けされており、それぞれの部門でおよそ3～5演題がBest Posterに選ばれていました。およそ8～10演題に1題程度選ばれます。これらのBest Posterの中で最優秀賞を3演題選び、それらは最優秀演題として表彰を受けていました。いずれにしても、この度初めてこのようなawardを頂きましたことは、武中教授はじめ皆様からのご指導ご鞭撻があってのことであります。特にBest Posterの1題は、眞砂先生にSynapse Vincent（画像解析ソフト）を使用した腎体積の解析を行ってもらったデータを使用しました。誠にありがとうございました。この2題とも、腎部分切除術における術後総腎機能と、患者背景、正常marginの腎実質組織学的解析、そして腎体積との関連を検討したものです。まだ発展の余地はある研究と思いますので、これからも更に検討していきたいと考えています。