河合 剛

アサン メディカルセンター(ソウル)

韓国アサン メディカルセンターでの研修を終えて

病床数2800床、世界でも屈指の巨大病院、IVRでは消化管ステントで世界的に有名なアサン メディカルセンター(韓国ソウル)へ一週間上司とともに研修へ行ってまいりました。

IVRに関していうと、一日約50件の体幹部IVR(脳・心臓は除く)を7台のAngio装置を使って、それぞれ専門のチームが進めていきます。専門分化が進んでおり、たとえば消化管に関する手技はすべてそのチームが施行するため、手技のスピードたるや目を見張るものがあります。コメディカルもチームで固定されているため、手技内容に習熟しており適切・迅速にサポートしてくれます。

中で働く人間の心は熱く、ハングリー!!

飲み会で仲良くなった韓国の若いドクター(僕とおなじでまだ数年目くらいであろうか?)は言いました。お互い片言の英語のためジェスチャーや顔の表情で内容を補いつつしゃべります(注:上級のドクターはみな英語が上手です)。彼によると自分たちはソウルから遠く離れた田舎から難関を突破して上京し、同じような境遇の若いドクター達と5~6人で1部屋に住んでいると。寝る以外の時間は部屋にいることはほとんど無い・・・・。それでも魅力あるこの病院で働きたいとのこと。洗練された概観をもつ病院とは対照的に中で働く人間の心は熱く、ハングリー!!でした。

キムチーパワー

一週間元気よく過ごせたのはキムチー(正しい発音では最後は伸ばすようです)パワーのおかげです。毎食、数種類のキムチーを食べておりました。ある程度辛いのにも慣れましたが、激辛タコ鍋(左)は食の限界を超えておりました(右)。

左) 激辛タコ鍋
右) 食の限界を超えておりました

たかだか一週間、されどこの経験は価値ある一週間だったといえます。