研究

ヘルパーT細胞やプラズマ細胞を中心に、生体における免疫記憶メカニズムの解明を行ってきました。現在の研究テーマは以下の通りです。

 

1.免疫記憶

どのように病原体を記憶するのか、記憶はどのように維持できるのか、記憶と炎症の関係は何か、現象を理解することを目的にしながら、炎症を起こさない記憶のみを誘導するワクチンを開発しています。

 

2.感染症

なぜ一部の病原体は、身体の中で免疫を回避しながら感染し続けられるのか、なぜ抗菌薬に寛容なものが存在するのか、病原体と免疫系のお互いの戦略を同時に理解しながら、最適な治療とは何かを追い求めています。

 

3.自己免疫疾患

なぜ発症するのか、なぜ治らないのか、解明することで新しい治療法を生み出しています。特にプラズマ細胞が治療の標的にすることで、完治を目指しています。

 

 

 4.アレルギー疾患

アレルギー反応を記憶するのは主にヘルパーT細胞です。アレルギーを再発させる記憶ヘルパーT細胞の局在を明らかにすることで、完治を目指した新しい治療法を生み出しています。

 

5.腫瘍免疫

腫瘍にとって樹状細胞は敵か味方か、現象を理解し新たな治療法を生み出します。主にプラズマ細胞の腫瘍である多発性骨髄腫を標的にしています。

 

 

免疫学は多くの細胞によって引き起こされる複雑な生体システムを理解する学問です。

また生命科学としての面白さを持ちながら、感染症やがん、自己免疫疾患、アレルギー疾患を完治させるための医学としても重要な学問です。

 

生命の神秘を解き明かしながら、臨床に応用することを目指しています。