周産期診療

県内唯一の総合周産期母子医療センター

当院は県内唯一の総合周産期母子医療センターとして指定されています。

母体胎児集中治療室(MFICU)6床を含む母体・胎児部門と、NICU12床を含む新生児部門、分娩部門から構成されています。
基礎疾患のある方や多胎妊娠、胎児発育不全、胎児先天性疾患などリスクの高い妊娠について、新生児科だけでなく、多くの専門各科、他施設とも連携しながら対応しています。

24時間、重症のハイリスク妊産婦の救急受け入れを行っている第三次医療施設ですが、第一次、二次医療の必要な患者さんに対しても隣接する一般産科病棟で対応しています。

特色としましては、超音波検査およびMRI検査を利用した出生前診断、抗リン脂質抗体症候群をはじめとした不育症患者様に対する抗凝固療法併用による妊娠管理などがあります。

できるだけ最新の周産期医療が提供できるように努めており、妊婦および胎児の状態を的確に把握し、それをできるだけわかりやすく患者様とご家族に対して十分に説明を行うことも実践しています。

超音波外来

胎児先天性疾患が疑われる場合や多胎妊娠などの患者様は専門外来で対応させていただきます。

超音波検査でより詳細に胎児の状態を評価し、必要であれば小児循環器専門医と一緒に検査を行います。

出生直後からスムーズに新生児治療が開始できるようにNICUや他施設と連携を図っています。

妊娠と薬外来

持病で薬を飲んでいるけど、このまま妊娠して赤ちゃんに影響はないの?
妊娠しているとわからずに薬を飲んでしまったけれど大丈夫?

妊娠中にお薬を服用することが赤ちゃんにどう影響するのか十分な情報がないために悩む妊婦さんのために妊娠と薬に関する相談を行う窓口が全国で広がっています。 当院でも「妊娠と薬情報センター」の拠点病院として、平成27年4月1日より相談窓口を開設しました。専門の医師・薬剤師が、妊娠と薬に関する不安を持つ女性のご相談に応じ、国内外のデータ・資料からわかる最新の情報を提供します。
詳細は下記ページをご参照ください。
「妊娠と薬外来」のご案内 | 鳥取大学医学部附属病院

出生前検査を希望される患者様へ

鳥取大学医学部附属病院では、出生前検査としてNIPT検査や羊水染色体検査を実施しています。出生前検査を希望されるご夫婦は担当医へご相談ください。
また、当院の遺伝子診療科において、出生前検査の遺伝カウンセリングを実施しています。
詳細は下記ページをご参照ください。
出生前検査の遺伝カウンセリング | 鳥取大学医学部附属病院