臨床心理学専攻の概要

分野名

臨床心理学専攻 Department of Clinical Psychology

電話番号

TEL:0859-38-6411 (臨床心理相談センター事務室)

お知らせ

入学試験についての詳細は、こちらをご覧下さい。
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臨床心理学専攻の特色

開設の経緯

臨床心理学は、哲学・心理学など、人文科学を源泉とする一方で、実際には医療・福祉・教育・司法・矯正・産業など各領域の多様な社会的ニーズに呼応して発展してきたことから、最も学際化が進んだ学問の一つといえます。また、医学も、近年は脳機能や細胞、遺伝子レベルの解明などの研究成果が著しい一方で、医療を受ける者の生活の質(QOL)の向上なども視野に収めた全人的な医療が求められるようになっています。こうしたことを背景に、また、鳥取県教育委員会からの要請もあり、本コースは、2008年4月、臨床心理士の養成を目指す臨床心理学の大学院として、医学系研究科の中では全国で初めて誕生したコース(講座)です。2008年度からは、同時に臨床心理相談センターを開設し、地域へと開かれた本格的な心理相談活動も行っております。そして、 2009年度からは、文科省の認可を受けて医学系研究科臨床心理学専攻となりましたが、同じく2009年には、財団法人日本臨床心理士資格認定協会から、臨床心理士養成第一種指定大学院の認定を受けました。したがって、本専攻の修了者には、修士(臨床心理学)の学位と、臨床心理士の受験資格が与えられます。

教育内容

本専攻に入学した大学院生には、臨床心理相談センターでの徹底した臨床実習をはじめ、鳥取大学医学部附属病院の精神科及び脳神経小児科での実習など、医学系研究科ならではの充実したカリキュラムが用意されています。特に、それぞれの科の回診などにも参加させていただく本格的な病院実習は臨床心理の分野では他に例がないでしょう。それだけでなく、教育・福祉領域においても1年次から外部の協力機関において実習プログラムが組まれ、密度の濃い本格的な臨床実習が行われています。
講義においても、基礎的な研究についての講義のほか、医療、障害、援助法、心理療法などについての科目が充実しているのが特徴です。心理療法の理論や技術については、精神分析などの精神力動論、応用行動分析・行動療法などの行動理論、カウンセリングやエンカウンターグループなどのパーソンセンタードアプローチと基本的な理論・技法についてそれぞれの原典に当たりながら、しっかり学びます。その上で、一つの理論に偏らず、クライエントの必要に応じてグループセラピー、認知行動療法、家族療法、短期療法、認知矯正療法など、どのような技法も柔軟に取り入れ、実践に即した幅広い臨床技術・技法を習得できるように工夫しています。
こうして本専攻では、幅広い臨床心理学の知識技術を身につけた高度専門職業人や研究者を養成していくことを目指していますが、将来は、研究面でも、医学の各診療科、医科学・生命科学の各領域との緊密な連携を背景に、いろいろな形での共同の研究が開花・結実していくことが期待されています。まさに、医療的な環境の中で育った本専攻出身の臨床心理高度専門職業人が、さまざまな領域のパイオニアとしてこれから育っていくことを期待しています。

研究内容

本専攻の教員スタッフは、豊富な心理臨床経験と実績を背景に、いじめや不登校、抑うつ、不安、傷つき、職場・学校での不適応、発達障害児や精神障害者への支援、高齢者への支援、またそれぞれの家族や専門家への支援など、現代社会で課題となっている様々なテーマと向き合い、臨床心理学に関する積極的な臨床実践と教育・研究を行っています。
教員スタッフは、精神分析、行動療法、パーソンセンタードアプローチ、集団精神療法、応用行動分析、認知矯正療法、認知行動療法、家族療法、短期療法などそれぞれの専門性を持っており、各自が専門領域の中で研究を深めていく一方、臨床心理相談センターでは毎週の全体カンファレンス等を通じてそれぞれの専門分野から互いに知恵を出し合うことでクライアントの主訴やニーズに即した効果的な臨床心理学的支援を追求しています。

修了生の声

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スタッフの紹介

教授
井上雅彦最上多美子菊池義人・兼子幸一(脳神経医科学講座精神行動医学分野)・前垣義弘(脳神経医科学講座脳神経小児科分野)准教授
講師
竹田伸也