見捨てられる〈いのち〉を考える ―京都ALS嘱託殺人と人工呼吸器トリアージから―

基礎看護学 安藤泰至ほか        2021/10/25発行

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  • タイトル
    見捨てられる(いのち)を考える―京都ALS嘱託殺人と人工呼吸器トリアージから―
  • 著者
    安藤泰至ほか
  • 出版社
    晶文社
  • 発行日
    2021年10月25日

内容

2020年7月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に薬物を投与したとして、ふたりの医師が嘱託殺人の容疑で逮捕された。同じ年、コロナ禍で医療が逼迫するなか、人工呼吸器をどの患者に優先して使うべきかの議論が紛糾。医療がひとの生命を縮めうるという事実に、私たちは直面せざるを得なくなった。研究者として当事者として支援者として、死生学や生命倫理に長らく携わってきた著者たちが緊急セミナーで結集。安楽死・尊厳死、そして優生思想をめぐり、先走っていく世論に警鐘を鳴らす。