臨床・創薬利用が見えてきたmicroRNA

病態生化学 尾﨑 充彦ほか     2012/9/30発行

20120930_臨床・創薬利用が見えてきたmicroRNA(尾崎 充彦)
  • タイトル
    臨床・創薬利用が見えてきたmicroRNA
  • 著者
    尾﨑 充彦ほか
  • 出版社
    メディカル・ドゥ
  • 発行日
    2012年9月30日

内容

Non-coding RNAの1種であるmicroRNA。20塩基ほどの小さなRNA分子であるが、生命現象の調整役として遺伝子・タンパク発現を制御し、個体発生や細胞の増殖や分化など幅広い生理現象に関与している。同時にmicroRNAの発現異常が、がんをはじめとした数多くの疾患に関わっていることが報告されており、これらの異常をマーカーや標的とした診断および治療法の開発が進められている。「血液一滴でがんを診断」する技術は、まさにこのmicroRNAの異常発現を検出することで可能となっており、今後microRNAに焦点を当てた診断、治療への臨床応用が多くの疾患で展開されることが期待されている。本書では、この分野の第一線の研究者らによって疾患の診断および治療の両面から進められている研究成果が網羅的にまとめられており、今後microRNAが臨床現場へもたらすインパクトを実感出来ると共に、新たな研究テーマを着想する上での一助となる本である。