鼎談「地域医療に果たす大学の役割」を開催

鳥取大学では、昨年10月に鳥取県の地域医療再生計画に基づく地域医療再生基金からの寄附を受けて、医学部医学科に「地域医療学講座」を開設しました。その開講記念として平成23年5月23日(月)に清水潔文部科学事務次官、藤井喜臣鳥取県副知事、能勢隆之鳥取大学長による鼎談「地域医療に果たす大学の役割」を開催しました。

会場となった米子キャンパス医学部記念講堂では、近隣の行政・医療機関、本学教職員、学生ら約200名が聴講し、鳥取キャンパスにもLAN中継されました。鼎談に先立ち、地域医療学講座開講式が執り行われ、同講座の谷口晋一教授から講座の概要説明や学生教育への抱負が述べられ、その後講座教員の紹介が行なわれました。
鼎談では、能勢学長の進行により、清水事務次官、藤井副知事の国と地方それぞれの立場から地域医療の在り方や必要性、地域医療人材の確保へ向けた様々な課題ついて活発に意見交換が行われ、山陰地方の地域医療を担う医師育成に向けた地域医療学講座へ大きな期待が寄せられました。

なお、清水事務次官は、鼎談の前に、本学医学部附属病院の救命救急センターやがんセンター、手術室を視察しました。手術室では内視鏡手術ロボット「ダヴィンチS」に実際に触れ、練習用アームを操作するなど、本院の取り組む「人にやさしい先進的医療」に高い関心を示していました。

鼎談1
開講式で挨拶する能勢学長

鼎談2
同じく挨拶する清水事務次官

鼎談3
地域医療学講座教員の紹介

鼎談4
鼎談の様子
(左から能勢学長、清水事務次官、藤井副知事)