医学部学生を対象に遺伝子治療に関する特別セミナーを実施しました
令和6年10月15日(火)、「今、着実に実り始めた遺伝子治療」と題し、医学部学生向けに遺伝子治療に関する特別セミナーが実施されました。
このセミナーは、医学科1年生を対象にしたものですが、1年生に限らず大学院生も参加され、遺伝子治療に興味をもっている、これからもち始めたい学生に向けた良い機会となりました。
講演として、ゲノム医療学分野の中村貴史先生や、附属病院消化器外科医師で社会人大学院生でもおられる石黒諒先生に、遺伝子治療とは?といった導入部分や研究内容について分かりやすくご説明いただきました。
また、アステラス製薬株式会社よりお招きした工藤碧氏からは、実際の患者さんの話も交えつつ、最先端の遺伝子治療が1日でも早く届くような社会の実現に向けた活動についてご講演いただきました。
最後には、アステラス製薬の大野好美氏、景山誠二医学部長、中曽一裕副学部長、医学教育学分野の植木賢先生、中村先生、石黒先生をパネリストとして学生も交えたパネルディスカッションを行いました。学生からは、遺伝子治療における身近な質問から将来的なことについてさまざまな質問が挙がりました。
このセミナーをきっかけに、より遺伝子治療について考えるきかっけとなることを願っています。

景山医学部長からの開会挨拶

中村先生講演 「遺伝子治療の過去と現在」

石黒先生講演「私の遺伝子治療研究」

アステラス製薬 工藤氏講演「遺伝子治療の社会普及に向けて」

「遺伝子治療のための医学教育」についてパネルディスカッション

学生から今後の遺伝子治療について質問

さまざまな質問が挙がりました

学生からの問いに意見を述べる景山医学部長