医学部の学生たちが電子顕微鏡を使った"ミクロの世界"を経験しました
令和6年7月12日(金)、保健学科検査技術科学専攻の3年生が「病理組織細胞学実習」の授業の一環で、米子市児童文化センターにて電子顕微鏡に関する講義を受けました。
当授業で、電子顕微鏡に触れるのは今年が初めての取り組みで、鳥取大学医学部解剖学講座で講師を勤め、現在は同講座でプロジェクト研究員をされている稲賀すみれ先生をお招きして実施されました。
稲賀先生は、電子顕微鏡を用いた研究を行っており、腎臓病の患者さんに対して行う診断で、卓上型の走査電子顕微鏡を利用した”鳥取大学発“の新しい診断方法を確立されております。
授業では、学生らが蜘蛛の巣など実際に自分たちが持ち寄ったサンプルを電子顕微鏡で観察し、普段見ることのないミクロの世界を顕鏡・体験していました。
なお、米子市は「電子顕微鏡のまち」とも言われており、児童文化センターではどなたでも電子顕微鏡に触れることができます。稲賀先生は、本来、希少で厳重に管理されている電子顕微鏡がこんなに敷居低く設置されている施設は大変珍しく、喜ばしいこととお話されました。

電子顕微鏡についての座学の様子

顕鏡方法についてレクチャーを受けます

学生らに授業を行う稲賀先生

映し出されたサンプルに見入る学生ら