鳥取大学附属小学校5年生が医学部で体験学習をしました
令和6年1月22日(月)、鳥取大学附属小学校5年生が医学部を訪問し体験学習を受けました。
この体験学習は、生徒のキャリア形成を支援するため「キャリアに拓く」と題して附属小学校が毎年実施している企画で、本年は医学部3つの学科(医学科・生命科学科・保健学科)がそれぞれに「感じる」「考える」きっかけが得られるような体験学習計画を準備しました。この体験学習をとおして患者さんの病気を治すだけでなく病気の治療法を研究したり、企業と協力して患者さん・医療従事者が感じる不便さを解消すような機器を開発するなど様々な面から助けあい、医療を支えていることを実感したと思います。
目を輝かせながら各実習に取り組まれていた生徒の皆さん。ここで得られた体験が、今後、様々なことに興味を持ってもらえるきっかけとなればと願っています。
体験の様子
医学科A【内視鏡を使ってみよう!】
内視鏡を使いダンボールで作った胃の中に何が⼊っているか当ててみましょう。病気があるかどうかを⾒てはっきりさせることを診断(しんだん)と⾔います。また、がんなどの悪いものを体から取り出すことを治療(ちりょう)と⾔います。医療者になったつもりで内視鏡を使い、病院で活躍している医療機器がどんなものか、ぜひ体験してください。 |
内視鏡の操作を熱心に聞いています
箱の中を内視鏡のカメラで観察
箱の中身が見えました
処置具を使って小さなものをつかんだり、触ったりしています
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医学科B【車いすを体験しよう!】
⾞いすに乗って移動してみましょう。⾞椅⼦の⼤変さが分かると思います。また、企業と⼀緒に開発研究を⾏った背もたれのない前乗り電動⾞椅⼦も体験し、乗り⼼地を⽐べてみてください。不便なものや困ったことに対して、新たな発想でチャレンジしてみましょう。 |
企業と共同で開発した新しい車いすを紹介
普通の車いすの操作は大変!
電動車いすを上手に操作しています
うまく旋回できた!
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生命科学科【逆さメガネ】
⾒えている世界が上下や左右に逆転するメガネをかけて簡単な作業を⾏います。⽇常の活動で、世界の⾒え⽅と⾃分の体の運動がどんなに協調しているかを実感して みましょう。 |
メガネを装着します
自分の手を観察中です
迷路に挑戦中!
思うように歩けるかな?
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保健学科【からだの”音”を聴いてみよう】
からだの中は、外からでは聴こえない様々な“⾳”が鳴っています。からだの中の不調は“⾳の変化”で知ることができます。この実習では、聴診器を使って体の中の“⾳”を聴いてみます。どこで、どんな⾳が鳴っているのかな?⾳の変化はどんなサインかな? ⼀緒に考えてみましょう! |
からだの音について説明を聞いています
この音はからだのどこから聞こえてくる音かチームで話し合いました
聴診器の使い方を学んで
実際に音を聴いてみました
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集合写真