鳥取大学附属小学校5年生が医学部で体験学習をしました
令和4年12月19日(月)と21日(水)の二日間、鳥取大学附属小学校5年生が医学部を訪問し体験学習を受けました。
この体験学習は、生徒のキャリア形成を支援するため「キャリアに拓く」と題して附属小学校が毎年実施している企画で、本年は医学部3つの学科(医学科・生命科学科・保健学科)がそれぞれに「感じる」「考える」きっかけが得られるような体験学習計画を準備しました。この体験学習をとおして患者さんの病気を治すだけでなく病気の治療法を研究したり、企業と協力して患者さん・医療従事者が感じる不便さを解消すような機器を開発するなど様々な面から助けあい、医療を支えていることを実感したと思います。
目を輝かせながら各実習に取り組まれていた生徒の皆さん。ここで得られた体験が、今後、様々なことに興味を持ってもらえるきっかけとなればと願っています。
1日目の児童の皆さん
2日目の児童の皆さん
最後に医学部長からお言葉を頂きました
体験の様子
医学科A【内視鏡を使ってみよう!】
内視鏡を使いダンボールで作った胃の中に何が入っているか当ててみましょう。病気があるかどうかを見てはっきりさせることを診断と言います。また、がんなどの悪いものを体から取り出すことを治療と言います。医療者になったつもりで内視鏡を使い、病院で活躍している医療機器がどんなものか、ぜひ体験してください。 |
右手のレバーを操作すると内視鏡の先が動いた!
リンゴを内視鏡のカメラで観察
先が広がって虫取り網みたいになった! これでどんなことがができそうかな?
協力して小さいものを掴むことができました
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医学科B【車いすを体験しよう!】
車いすに乗って移動してみましょう。車椅子の大変さが分かると思います。また、企業と一緒に開発研究を行った背もたれのない前乗り電動車椅子も体験し、乗り心地を比べてみてください。不便なものや困ったことに対して、新たな発想でチャレンジしてみましょう。 |
企業と共同で開発した新しい車いす
普通の車いすと何が違うかな? これを使うと便利になる動作は何だろう
乗り心地はどうだろう
うまく旋回できた!
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生命科学科【逆さメガネ】
見えている世界が上下や左右に逆転するメガネをかけて簡単な作業を行います。日常の活動で、世界の見え方と自分の体の運動がどんなに協調しているかを実感してみましょう。 |
何もしなければグーの手を掴むことができます もし、上下・左右が反転して見えていたら掴むことができるかな?
逆さメガネをつけて迷路スタート!
なかなかゴールにたどり着けない...
最後に歩いてみました
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保健学科【からだの”音”を聞いてみよう】
からだの中は、外からでは聴こえない様々な“音”が鳴っています。からだの中の不調は“音の変化”で知ることができます。この実習では、聴診器を使って体の中の“音”を聴いてみます。どこで、どんな音が鳴っているのかな?音の変化はどんなサインかな?一緒に考えてみましょう! |
この音はからだのどこから聞こえてくる音かな? チームで予想しました
聴診器の使い方を学んで
実際に聞いてみました!
どんな音が聞こえたかな?
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