特徴

学科の特徴(医学科)

本学では、モデル・コア・カリキュラムという新しい教育プログラムをいち早く導入し、10年以上にわたってより良い履修形態に修正してきました。これは、全国統一の精選された基本的内容を重点的に履修するもので、全体の3分の2程度の時間数が費やされます。残りの3分の1は、本学の教育理念に基づき行う教育で、全国から注目されている手話・コミュニケーション教育など、学生が自主的に選択できる多彩なメニューが用意されています。
4年次の終わりにはCBTとOSCEという全国共用試験を受験し、一定レベルに達していると判断されると、5年次から臨床実習が始まります。大学病院で行う臨床実習は、学生も医療スタッフの一員として加わる参加型実習制度(クリニカル・クラークシップ)を取り入れていますが、今後は段階的に臨床実習を更に充実させるように計画しています。
昨今、医学教育に対する社会のニーズは多様化し、創造性豊かな人材の輩出が求められています。本学では従来の知識詰め込み型の教育方法から、自ら課題を探究し、能動的に取り組む、学生主体の学習(アクティブ・ラーニング)への転換を図っており、小グループに分かれて課題解決を行うチュートリアル教育や、一定期間希望の研究室で自主的な研究に取り組む機会なども設けられています。このような多様なカリキュラムに対応するため、医学部では医学教育総合センターをもうけ、教員や学生の教育上の便宜を図っています。
医学科の卒業生は医師免許取得後、医療、教育・研究、行政面などで、山陰はもとより全国で活躍しています。