神経科学分野
Division of Neuroscience
分野の特色 |
神経科学分野では、脳神経系の発達や疾患を理解するため、次のような研究を行っています。 |
分野での主要な研究テーマとその取り組みについての説明 |
脳の発達の仕組み ヒトの乳児は、すでに驚くべき認知能力を持っています。大人の多くの能力の原型が生得的に備わっているのです。しかし同時に、それらの能力の成熟には、発達の際に適切な刺激や経験を得ることが必要です。経験なくしては、見る、聞く、話すといった基本的な能力も、充分に働かなくなってしまいます。また不適切な発育環境は人格や行動に大きな影響を与えます。このように、ヒトの能力は遺伝的にコントロールされた成熟過程と、生育環境での経験が相互に作用することで形成されていくのです。脳がうまく発育するためには、どんな刺激や経験が必要なのでしょうか?それらの刺激はどのような仕組みで脳の発育に影響するのでしょうか?子供たちの健康な発育のために、いつどのような経験をさせればよいのでしょうか?私達は、哺乳類の視覚中枢の生後発達を研究することで、このような疑問に答えようとしています。
|
スタッフ |
教授 畠 義郎 |
電話番号 |
TEL 0859-38-6252 |
関連リンク |
|