大学院生はどのような研究をしていますか?

 大学院生は、入学後指導教員の希望を出した後、所属研究室が決まります。本専攻では、研究遂行を重要な課題として位置付けているので、大学院生は入学後間もなく研究活動を始めることになります。研究に必要な論理的思考力は、より良い心理臨床を進めていくうえで不可欠であり、大学院生には心理実践実習と並び、2年間に行う臨床心理学特別研究は公認心理師や臨床心理士としての力量を高めるための大切なプロセスとなります。

 そのため、大学院生はそれぞれの教員の元で、多様な臨床心理学的テーマに基づく研究を進めています。大学院生の実施する研究は、クライエントを対象とした事例研究、質問紙を用いた調査研究など幅広く、2年間の成果を修士論文としてまとめることになります。それ以外に、自身の研究や臨床実践を、『鳥取臨床心理研究』を始めとする専門誌に投稿したり、学会発表したりと、積極的に研究活動を展開しています。これまでの大学院生が手がけた研究テーマの一部を、表1に示します。これを見てもわかる通り、多様なテーマを扱った臨床研究を行うことができるのが本専攻の特色です。

表1 これまでの大学院生の研究テーマ

大学院生の研究テーマ

【進学希望者からよく寄せられるQ&A】にもどる