大学院を目指す人に伝えたいことはありますか?

 大学院へ進学する目的が、資格をとることに終始してほしくないと思います。大学院での学びと研究の射程が「資格取得」に向けられるだけだと、個人の成長がその枠を超えることは難しくなるかもしれません。つまり、大学院での様々な体験が、「資格取得に有利かどうか」というものさしによって矮小化されてしまうのです。それだと、自分の都合に関心を向けることはできても、「支えを必要とする人に向けて力を届けたい」という対人援助職に基本的な動機は駆動しないでしょう。

 「なぜ心理職になりたいか」

 本専攻を目指す人には、この問いにじっくりと向き合ってほしいと思います。なぜなら、その問いへの答えこそ、自分が大切にしたい価値-何をコンパスとして世界に向き合いたいか-が込められているからです。本専攻で学ぶ大学院生には、「資格取得に有利かどうか」という価値基準を超えて、学び-臨床と研究-を存分に味わってほしいと願っています。

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