小山義晃さん(鳥取県立米子児童相談所)

令和3年度修了

小山義晃

小山 義晃

鳥取県西部総合事務所県民福祉局米子児童相談所
出身大学:立教大学現代心理学部心理学科
資格:公認心理師、臨床心理士、社会福祉主事

Q1 今どんな仕事をしていますか?

 現在は、鳥取県の児童相談所の児童心理司として働いています。仕事内容は、療育手帳の判定、虐待相談や発達相談に関わる検査やカウンセリングを行っています。検査は知能検査だけでなく、描画法や質問紙検査などバッテリーを組み、所見を作成します。カウンセリングでは、クライエントさんのニーズに応じて実施しています。また、必要に応じて、他機関の方と連携をとっています。

Q2 鳥大院に進学してよかったことは?

  私が鳥取大学大学院に進学するきっかけは、医学系の大学院であったことと学内外の実習が充実していたことです。実際に進学して良かったことは2点あります。
 1点目は、周囲の人や環境に恵まれていたということです。実際の授業では、臨床心理学専攻の先生だけでなく、ドクターの方からの講義もあり、幅広い知識を学ぶことが出来ました。同期は、自分に芯のある方が多く、研究や学内臨床をしっかりと進めていた人ばっかりだったので、刺激になりました。自分の上手くいかなかったことを支えてもらえたのも良い経験でした。他にも、自分から希望すれば他研究室のプロジェクト(ペアレントトレーニングなど)に参加出来たことやT-HOCさんのイベント(日野合同セミナー)に参加出来たこともとてもよかったです。さらに、近くにいた鳥大大学院のOBOGの方に修了後の進路も気軽に聴くことが出来たのがとてもよかったです。
 2点目は、学内外の実習が充実していたことです。学内のケースでは、先生方のカウンセリングを見学させてもらったことや実際に自分でもカウンセリングをする機会があり、現在の臨床にとても役に立っています。私の時はコロナ禍で参加できなかったですが、精神科のカンファレンスや知能検査の見学、実施も出来たため経験値を高める環境ができると思います。学外実習でも、病院や養護施設など様々な現場のお話を聞くことが出来るので、自分の将来も考えることが出来ました 

Q3 受験生へのメッセージ

 私は関東からの進学ということで、一人暮らしなどもあり、大学の時とは生活が一変しました。大変だった時もありましたが、自分の出身大学にそのまま進学しただけでは得られないような経験を沢山することができました。環境を変えたことで、より必死に修士論文などを頑張ることができたのだと思います。仮に、難しいことがあっても、周りの人に助けてもらうことも出来ました。大学院での多くの経験が将来に活きると思いますので、大学院に来て、いろいろ学んでいただければと思います

 

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