古賀 捷平さん(社会福祉法人佐賀整肢学園からつ医療福祉センター好学舎)

平成30年度修了

古賀 捷平さん 

古賀 捷平

社会福祉法人佐賀整肢学園からつ
 医療福祉センター好学舎 公認心理師
出身大学:同志社大学心理学部
資格:公認心理師、臨床心理士

Q1 今どんな仕事をしていますか?

 児童心理治療施設で、心理士として働いています。施設によって心理士の業務形態は多少異なりますが、私の勤める施設では、担当児童の心理面接を毎週固定曜日で実施し、それ以外の勤務日は子どもたちの生活の場に入り支援をしています。子どもたちへの直接支援に加え、支援方針の策定や、生活支援を専門とする指導員へのコンサルテーション、家族支援等が主な業務内容です。 

Q2 鳥大院に進学してよかったことは?

 質、量共にとても充実した臨床経験を積めたことです。地方の大学は、地域の要となる存在です。さまざまな方がセンターに来られますし、地域の事業所、親の会、行政機関などとの繋がりも強いです。先生方が精力的に地域援助に取り組まれているからこそですが、このおかげで、大学の中だけではなく、ボランティアやアルバイト等も通じて多くの経験をすることができました。
 個人的に、米子(山陰)がとても好きです。山の幸も海の幸も豊富で、お酒もおいしいです。自然や文化、歴史に触れ、学業だけでなくプライベートも充実していました。大学院を調べる際は、先生方の専門領域などを見て鳥大院を選びましたが、このような地の利もあり、予想以上に濃い2年間でした。 

Q3 あなたの大切にしたい価値は?

 “柔軟であること”です。心理の専門家として、限界を設けず幅広く学び、自分とは異なる考えにも触れ、多くのことに挑戦したいです。というのが理想ですが、「こうあるべき」としがみついていたら、きっと潰れてしまいます。枠にとらわれない柔軟さと、自分の弱みも認められる柔軟さの両方が大切だと思います。
 最近つくづく思うのは、こういった柔軟さを得られるのは、支えてくれる人がいて、自分のことを大切に思える余裕があってこそだということです。一人でも多くの人が、柔らかく生きていけるよう、心理士として、支えになれたらいいなと思います。この思いは、強く、堅く持ち続けていきたいです。

 

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