竹田伸也教授と福崎俊貴准教授の論文が『BMC Nursing』に掲載されました

2024.12.19

竹田伸也教授と福崎俊貴准教授の論文(邦題:日本の高齢者介護施設で働く介護職員の職場の人間関係と離職意向:心理的苦痛を介した直接的影響と媒介的影響を比較した媒介分析)が、BMC Nursingに掲載されました!

本論文では、コミュニケーション不足と業務量の不公平感が介護職員の離職意図へ直接的な影響を与える一方、嫌がらせ、業務についての考え方の違い、部下や新人への指導困難、ラベリングは離職意図への直接的影響だけでなく、心理的苦痛を媒介して離職意図に影響を及ぼすことも示されました。

今後、後期高齢者数が増えるのに対して、深刻な介護職不足が懸念されています。介護職の離職は職場の人間関係も一因であると知られていましたが、どの問題を手当すればよいかが不明でした。本研究は、介護職の離職防止と働きやすい職場環境を整えるうえで何をターゲットにすればよいかを示唆しています。