竹田伸也教授と福崎俊貴講師の共同研究が『Psychogeriatrics』に掲載されました

2022.11.7

竹田伸也教授と福崎俊貴講師の共同研究「Relationship Between Turnover Intention and Workplace Personal Relations Among Care Workers Employed by Elder Care Facilities」が『Psychogeriatrics』に掲載されました。
本研究では、高齢者介護事業所に勤務する介護職を対象として、離職意図に影響を与える要因と、職場の人間関係の質的内容を検討しました。その結果、男性と比べ女性では2.25倍、職場の人間関係を抱えている人は抱えていない人と比べて1.97倍、心理的苦痛を抱えた人はそうでない人と比べて4.99倍、離職意図が高いことが見出されました。
一方、介護職が抱える職場の人間関係の問題は、「コミュニケーション不足」「嫌がらせ(無視やパワハラなど)」「業務量の不公平感(業務量に差を感じて不満、多忙で協力し合えないなど)」「介護業務についての考え方の違い」「部下や新人への指導困難」「ラベリング(職場の人をネガティブなラベルを通して捉える)」の6つの因子が見出されました。