竹田伸也教授が開発した認知症スクリーニングテストが出ました

2022.2.14

竹田伸也教授が長年にわたって開発を進めてきたアルツハイマー病スクリーニングテスト『竹田式三色組合せテスト』Takeda Three Colors Combination Test; TTCC)が遠見書房から出ました。本検査は、検査を受ける人が不快な思いをせず、アルツハイマー病のスクリーニングができ、専門的知識を持たなくても簡便に実施できます。

アルツハイマー病の病初期に認める認知機能障害をターゲットとしているので、アルツハイマー病の早期発見に有効です。また、認知症予備軍といわれる健忘型軽度認知障害は、すべての症例で認知症に移行するわけではありませんが、TTCCはアルツハイマー病に移行しやすい軽度認知障害を選択的にスクリーニングする可能性も秘めています。

一方、TTCCはバングラデシュでスクリーニングテストとしての有用性が検討され、利用が開始されました。今後認知症罹患者の増加が見込まれている発展途上国での活用が期待されています。

医療職および対人援助職の方、もしくはそれらを目指す学生の方限定で、遠見書房のサイトからTTCCの概要を含む神経心理検査や認知機能についての無料研修動画(90分)を視聴できます。