Tottori University Faculuty Of Medicine Division Of Urology
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H25.1.19 第5回日本ロボット外科学会学術集会において、武中教授監修のレクチャーセッションが行われました。

2013-01-29

第5回日本ロボット外科学会学術集会を終えて
 レクチャーセッションについて
(チーム医療としてのロボット支援手術-安全な導入・運用に向けて-)

平成25年1月19日、名古屋国際会議場で第5回日本ロボット外科学会学術集会が開催されました。私を含め、消化器外科、胸部外科、婦人科、泌尿器科、麻酔科、臨床工学技士、看護師と多分野、多職種によるロボット手術に関する一般演題の発表が多数ございました。昨年は泌尿器科におきましては、ロボット元年と言われており、今回の発表内容および質疑応答を拝聴しておりますと、今後さらなるロボット手術の普及が期待されました。
 また、今回のプログラムの中でも特に注目されていたのが、当科の武中篤教授監修のもと構成されたレクチャーセッションであると感じました。実際、立ち見客が多数出るほどの盛況ぶりでした。これは、全国4番目にda Vinchi Surgical Systemを導入し、いち早く各診療科、臨床工学技士、看護師が一丸となって積極的なチーム医療を行ってきた成果と考えております。レクチャーセッションでは、当科(瀬島先生)をはじめ、麻酔科(森山先生)、MEセンター(松上さん)、看護師(畠山さん)、胸部外科(中村科長)、耳鼻咽喉・頭頸部外科(北野院長)、他大学では、藤田保健衛生大学(泌尿器科、上部消化器外科)、名古屋大学(泌尿器科)、東京医科大学(産科・婦人科)、金沢大学(心肺・総合外科)の先生方による4時間にわたるレクチャーが行われました。これから始められるであろう施設の方々が、メモを取ったり、写真で記録したりと熱心に聴講されており、非常に有益なセッションであったと感じているところです。

ロボット外科学会1ロボット外科学会2

 当院ではロボット手術を開始して、2年が経過しました。da Vinchi Surgical Systemにより、従来法では困難であった拡大明視野での繊細な鉗子操作が可能となりました。我々は日々の臨床診療の中で、患者様への医療の質の向上を大変実感しております。今後は他科あるいは他疾患への適応拡大がさらに進んでいく予定です。現状に甘んじず、診療科内のチームワークのみならず、他職種、さらには他医療施設とも連携することが大切であり、今後のロボット手術のさらなる発展を期待しております。
(文責 森實修一先生)