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【記者説明会】染色体導入効率を飛躍的に改善する技術を開発 ~ヒト/マウス人工染色体を用いたゲノム合成研究・再生医療研究を加速~

生命科学科 染色体医工学講座の香月康宏教授を含む研究グループが、独自の染色体工学技術を用いて、染色体導入効率を飛躍的に改善する技術の開発に成功し、令和5年7月21日(金)に記者説明会を行いました。

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【研究のポイント】
 ◆微小核細胞融合法(MMCT 法)はヒト/マウス人工染色体等、数百万塩基対(メガベー ス Mb)規模の遺伝子情報を染色体受容細胞に導入できるが、導入効率の向上が課題であった。 
 ◆従来の微小管重合阻害剤コルセミドに替わり、微小管脱重合阻害剤タキソールと紡錘体チェックポイント阻害剤リバーシンの2剤を用いた新技術を開発し、従来法と比較して約5~18倍の染色体導入効率を達成した。
 ◆本技術を用いて、ゲノム合成分野では、Mb 規模の遺伝子改変を行うモデル細胞・動物の作製、また、再生医療分野では、遺伝子・細胞医薬品の開発が大幅に加速すると考えられる。
 上記技術開発により合成 DNA を搭載したヒト/マウス人工染色体を用いたゲノム合成研究や、複数の治療遺伝子を細胞に届ける再生・細胞医薬用ベクター技術の開発を大きく加速させるものと期待されます。


詳細については、以下プレスリリース資料をご覧ください。
(医学部HP:トップ > 研究情報 > プレスリリース(研究成果))