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研究テーマ
- モノクローナル抗体作製技術の改良と抗体医薬品の作製
- 膜タンパク質に対するモノクローナル抗体作製技術の開発
- がん増殖、がん転移に関与する膜タンパク質の同定と抗体による抑制
- 人工染色体技術を利用したモノクローナル抗体作製技術の改良
研究内容
抗体は特定の分子に限定して結合できる優れた性質を有しています。この性質を利用して抗体医薬品や診断薬として広く利用されているだけでなく、研究分野においても様々なツールとして必要不可欠なものとされています。
一方で、抗体は治療用ターゲットが不足している、機能が十分な抗体が得られない、市販の抗体は研究するにも不十分などと言った、アンメットニーズが多く残されています。これらの課題に対して本研究室では、過去20年以上の間に培われてきた抗体作製技術をベースとして、様々な発想を行いながら解決を図ろうとしています。つまり、モノクローナル抗体が取れれば何ができるか?どんなものが取れると良いのか?その抗体は社会にとって利益があるのか?を考えながら、研究を進めていきます。
学生指導について
どのような学業・仕事にも共通する事ではありますが、「学ぶこと」、「理解する事」、「自ら発想する事」の3つが大切だと考えています。我々は自然科学を専攻していますので、「自然現象を学び」、「実験で何ができるかを理解し」、「何が新しいかを自ら発想して研究につなげる」、という理念に基づいた思考の出来る人材を育てていきたいと考えています。
また、学生さんは必ず大学を卒業して社会人になります。そこで、長らく会社員をやってきた経験を元に、社会に必要とされる人材の教育とは何か?を考えた教育を行っていきたいと考えています。