発生生物学 准教授 阿部玄武先生
経歴等:福島県生まれの43才。広島大学理学部生物科学科、東北大学大学院修士・博士課程修了、遺伝学研究所ポスドク、台湾へ留学を経て、東北大学助教。2022年4月1日鳥取大学准教授に着任。
趣味:観葉植物の栽培、弓ヶ浜や湊山公園で釣りをやりたい!
好きなもの:コーヒー、甘いもの、魚、肉
阿部先生にインタビューさせていただきました。(2022.4.25)
〇研究内容について教えてください。
大学院生時代から、一貫して魚(ゼブラフィッシュ)のヒレの研究をしています。ヒレは脊椎動物の運動器官(手、足)に相同します。手足は遺伝病が出やすいので、遺伝病の原因解析に期待されています。
鳥取大学でも引き続き、魚のヒレで発生・再生の研究をします。
〇楽しい瞬間はどんな時ですか?
実験の計画を立てている時です。こうするとこれが分かるんだ!と考えているととても楽しいです。
また、100年前など、昔の論文を読んでいる時も楽しいです。
〇研究者のやりがいは何ですか?
新しい発見をした時、世界を深められることです。
〇アカデミアの研究者になろうと思った理由は何ですか?
純粋に生物が好きで、小さい頃から、研究者・研究室へのあこがれがあったからです。
〇医学部生命科学科を選んだ理由は何ですか?
ヒトとは何か?ということを解明・理解したいという根本があるので、その研究がヒトに近い医学部でできるということです。
〇これまでの人生で一番うれしかったことはなんですか?
D3の時に人生で初めて論文が出たことです。その前までは何もうまくいかず、どん底を経験したので、とても嬉しかったです。
同じ研究室の学生からは、とってもやさしいと評判です。初の山陰生活では、日本海の海の幸を堪能し、魚釣りなど、新たな趣味も見つけて、活躍していただきたいです。ありがとうございました。