• 医局のご案内
  • それぞれの分野にバランスのとれたスタッフ陣。

前垣義弘 教授ごあいさつ

鳥取大学医学部脳神経小児科のホームページへようこそ

 脳神経小児科は、昭和46年に日本で最初に開設された小児神経疾患の専門診療科です。神経の病気や障害をもった子どもたちに最新で最善の医療を行うため、教室員および同門の先生方と共に日々努力しています。当教室は発達障害やてんかんなどのcommon diseaseから救急疾患、神経難病、重症児・医療的ケア児の在宅支援まで幅広い診療を行っています。また、難病の診断法と治療法開発の研究に取り組んでいます。さらに平成30年度より遺伝子診療科も併任していますので、遺伝カウンセリングも行っています。

 脳神経小児科の最大の使命は、医師の育成です。診療を通じて、知識と経験を深め、診療技能を高め、患者と家族に寄り添うことのできる医師を育てることを目指しています。院内の医師やコメディカルおよび地域の他機関と連携するために、コミュニケーション能力を身に着けることも重要な医師の資質です。

 当教室では、小児科専門医ならびに小児神経専門医、てんかん専門医、臨床遺伝専門医取得のためにしっかりした研修を行うことができます。これまで全国から多くの研修医を受け入れて来ました。研修に関する情報は「入局・研修希望の方へ」をご覧ください。

 障害を持つ子どもと家族を支えることができる人材育成も当教室の重要な役割です。障害があっても子どもたちが安心して自宅で暮らし、生き生きと輝く存在であるように、近隣の病院や福祉施設、行政、教育と連携して取り組んでいます。医療的ケア児の在宅支援を担う地域人材育成事業(文部科学省 重症児の在宅支援を担う医師等養成事業(h26-30)、小児在宅支援センター(h28-31))を受託し、訪問診療医や訪問看護師などの育成に努めています。さらに子どもの心の診療ネットワーク整備事業やてんかん地域診療連携体制整備事業を受託し、発達障害やてんかんに関わる人材育成と地域連携に取り組んでいます。これらの情報は、HPをご覧ください。

 リソゾーム病に対する酵素補充療法や神経難病に対する薬物治療、新規抗てんかん薬など新しい治療法が次々と開発されてきていますが、治療法のない小児神経疾患はまだまだ多いのが現状です。当教室では、大野耕策前教授のライフワークであるGaucher病の神経症状の治療開発(シャペロン療法)に継続して取り組んでいます。Gaucher病のシャペロン療法は神経症状に有効であり、世界初の治療薬として認可されるように準備をしています。

 小児神経に興味をお持ちの学生や医師の方々は、毎年秋開催している小児神経学入門講座にご参加ください。見学は随時受け入れていますので、いつでも気軽にご連絡ください。

 神経や発達に問題を抱えている患者さんやてんかん発作がコントロールされていない患者さんの診断や治療について詳しく評価しますのでお気軽のご相談ください。診療内容につきましては「診療のご案内」をご覧ください。

鳥取大学医学部附属病院
脳神経小児科長

前垣 義弘
  • 先輩の声

  • 鳥取大学医学部附属病院 脳神経小児科、先輩の声です。
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