
脳神経小児科は、昭和46年に日本で最初に開設された小児神経疾患の専門診療科です。神経の病気や障害をもった子どもたちに最新の医療を行うため、教室員および同門の先生方と共に日々努力しています。当教室は発達障害やてんかんなどのcommon diseaseから神経救急疾患、神経難病、重症児・医療的ケア児の在宅支援まで幅広い診療を行っています。また、難病の診断法や治療法開発の研究に取り組んでいます。
遺伝子治療や核酸医薬、酵素補充療法、新規抗てんかん発作薬など新しい治療法が次々と開発されてきていますが、治療法のない小児神経疾患はまだまだ多いのが現状です。臨床的課題を解決するための研究は極めて重要です。当教室では、てんかんの脳波解析や急性脳症の画像解析、急性脳症の脳波解析による早期診断法の開発、医療的ケア患者の疫学調査とQOL調査などの研究を行っています。また、医療的ケア児の災害対策を学会や自治体と連携して推進しています。
脳神経小児科の最大の使命は、医師の育成です。診療を通じて、知識と経験を深め、診療技能を高め、患者と家族に寄り添うことのできる医師を育てることを目指しています。院内の医師やコメディカルおよび地域の他機関と連携するために、コミュニケーション能力を身に着けることも重要な医師の資質です。
障害を持つ子どもと家族を地域で支えることも当教室の重要な役割です。障害があっても子どもたちが安心して自宅で暮らし、生き生きと輝く存在であるように、近隣の病院や訪問診療・訪問看護施設、福祉施設、行政、教育と連携して取り組んでいます。さらに子どもの心の診療ネットワーク整備事業やてんかん地域診療連携体制整備事業を受託し、発達障害やてんかんに関わる人材育成と地域連携に取り組んでいます。これらの情報は、HPをご覧ください。
当教室では、小児科専門医ならびに小児神経専門医、さらにてんかん専門医、臨床遺伝専門医取得のためのしっかりした研修を行うことができます。これまで全国から多くの研修医を受け入れて来ました。研修に関する情報は「入局・研修希望の方へ」をご覧ください。
小児神経に興味をお持ちの学生や医師の方々は、毎年秋開催している小児神経学入門講座にご参加ください。見学は随時受け入れていますので、いつでも気軽にご連絡ください。
神経や発達に問題を抱えている患者さんやてんかん発作がコントロールされていない患者さんの診断や治療について詳しく評価しますのでお気軽のご相談ください。診療内容につきましては「診療のご案内」をご覧ください。