救急・災害医学分野

救急災害医学分野では、救急医療と災害時の医療を担当しています。
救急医療においては、病院前医療としてドクターヘリやドクターカーを用いた医療の提供、消防との連携、メディカルコントロール、病院医療としては救急初療と救急集中治療を行っています。また災害時の医療としては災害拠点病院、原子力災害拠点病院として地域の中心的な役割を担ってきました。

当分野ではわが国の災害時の医療をリードする研究を行い情報発信してきました。

○DMATが行う広域医療搬送
厚生労働科学研究「首都直下型地震・南海トラフ地震等の大規模災害時に医療チームが効果的、効率的に活動するための今後の災害医療体制のあり方に関する研究」として、DMATが行う自衛隊機を用いた集団搬送のあり方ついて研究しています。

○業務継続計画BCP
厚生労働科学研究「地震、津波、洪水、土砂災害、噴火災害等の各災害に対応したBCP及び病院避難計画策定に関する研究」において、各病院のBCP（Business Continuity Plan）及び病院避難について定義し、これらの計画策定を推進するための基本的体制や計画作成の手引き書、ひな形を提供し、都道府県や医療機関の施策として実行されるための枠組みや行政的施策を提言してきました。

○特殊災害・テロ対応
厚生労働科学研究「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会等に向けた化学テロ等重大事案への準備・対応に関する研究」において特殊災害・テロに対応するための体制作りのために、災害拠点病院・総合病院（救命救急センターも含む）・一般病院等の役割分担、その責務を果たすための設備や態勢、相互応援体制、地域医療計画や地域防災計画のあり方について研究しています。

教授　本間 正人
講師　生越 智文
助教　亀岡 聖史
助教　一番ヶ瀬 博
助教　吉宮 元応

TEL 0859-38-6727

研究室ホームページ　http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/departments/medical/emergency/
診療科ホームページ　https://www.med.tottori-u.ac.jp/emergency/　【救急科】