ただ、本術式は、上記適応を有する症例が全例手術適応となるわけではございません。
例えば、手術後に食事療法を遵守できないコンプライアンスの悪い症例は手術適応とはならず、また、活動性でコントロールのついていない精神科疾患を有する症例も手術適応とはなりません(本手術施行症例は、一般人口より自殺率が高いことが報告されています(Tindle HA, et al. Risk of suicide after long-term follow-up from bariatric surgery. Am J Med. 123(11):10361042,2010))。
手術適応に関しましては、当院の肥満症治療チーム内で十分に検討させていただきます。