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睡眠時無呼吸外来

睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome : SAS)とは

睡眠中に無呼吸が、睡眠1時間あたり5回以上起こり、これにより日中の眠けなどの症状があることと定義されています。
眠っている間に息が止まると(無呼吸)体内の酸素濃度が下がり、さまざまな症状や合併症を引き起こします。
こどもの場合、成長に影響を及ぼすといわれています.大きな寝息もこどもにとってはいびきと同じ状態である場合があります。

症状は
大人の場合
  • いびきをかく
  • 息が止まる(無呼吸)、息が止まった後、呼吸が再開するときに大きないびきが伴う
  • 寝相が悪い、寝汗をかく
  • 夜中に何度もトイレに目が覚める
  • 起床時の頭痛
  • 日中の眠気など
こどもの場合
  • いびきあるいは寝息が大きい
  • 息が止まる(無呼吸)
  • 睡眠中の咳き込み
  • 寝起きが悪い、寝相が悪い
  • おねしょをする
  • 日中の口呼吸
  • 日中の眠けなど
原因は?

肥満、アデノイド肥大、扁桃肥大、鼻疾患(アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症など)、顎顔面形態異常などによって鼻や喉など気道が狭くなることが原因です。

治療しないと...

睡眠中の無呼吸による体内の酸素濃度が低下は、高血圧や不整脈などの原因になります。
健康な人と比べて無治療の睡眠時無呼吸症の方は、高血圧は約2倍、冠動脈疾患は約3倍、脳梗塞は約4倍、糖尿病は約1.5倍 と合併症を引き起こす割合が多くなると言われています。
また、子供は、発育障害や集中力の低下、落ち着きのなさ、イライラしやすいなどの症状を引き起こす場合があります。

診察の流れ
問診・レントゲン撮影・診察

*睡眠中の動画:子供さんの場合、自宅で寝ている状態を録画してもらい、呼吸状態を確認する場合があります。

睡眠検査(睡眠ポリグラフ検査:PSG)

入院して1終夜の睡眠検査を行います。
脳波、鼻呼吸センサー、いびき、胸腹部の動き、血中酸素濃度、脈拍、筋電図、心電図を測定します。
※当科では日本睡眠学会認定検査技師が2名在籍しており検査を行っています。

治療は

診察、検査結果で治療方針を決定します。
治療方法は、代表的なものとして、CPAPという鼻から空気を送り込み気道を広げ、無呼吸を防ぐ装置があります。
また、鼻閉があったり、アデノイドや扁桃肥大がある場合は、手術が有効です。
マウスピースで下あごを前に出し、のどを広げて気道を確保する方法もあります。
治療方法は、患者さんによって違いますので、検査結果をふまえて相談しながら治療方法を決めていきます