各項目をクリックすると説明が開閉します。
アポトーシス誘導因子であるスフィンゴ脂質セラミドの頭頸部扁平上皮癌に対するアポトーシス誘導作用、血管新生抑制作用、発癌抑制効果について動物モデルを用いて研究しています。
Head-down-tilt(HDT)や頸部前屈などによる頭位変換による前庭刺激が、自律神経系と循環系に及ぼす影響を検討しています。
声門光電図を流用した耳管機能測定の有用性を検討している。
気導・骨導・軟骨導それぞれの音響刺激に対する鼓膜や耳小骨、側頭骨の振動状態を測定し、それぞれの伝音メカニズムの詳細を解明することを目的としている。
全国的に普及した新生児聴覚スクリーニング検査ではあるが、社会人として就業するまでの一貫した経過観察体制の不備が取り上げられてきており、県庁など関連機関と協力してシステム構築を進めながら、その施策についてのフィードバックを検討する。
癌を栄養する血管(腫瘍血管)には正常組織の血管と透過性や形状などの点で異なる特徴があり、抗癌治療を困難にする一つの原因となっている。
近年、腫瘍血管の形成とその性状決定は、Hypoxia inducible factor(HIF)という転写因子に制御されていることが判明した。
遺伝子改変マウスを用いたHIFの過剰発現により腫瘍血管は正常化することが可能であり、また、腫瘍血管の正常化は抗癌剤の感受性を向上させると報告された。
Dimethyloxaloglycine(DMOG)は、HIFの分解酵素prolyl-hydroxylase(PHD)の阻害剤である。
我々は過去に肺癌モデルマウスを用い、DMOGの全身投与が腫瘍血管を正常化し抗癌剤の感受性を向上させることを報告した。
現在は、頭頸部扁平上皮癌モデルマウスで行い、抗癌剤の感受性向上効果を複数の癌モデルマウスで明らかにすることで、PHD阻害剤による腫瘍血管の正常化および抗癌剤感受性向上を頭頸部癌に応用可能か、一般化可能かについて研究を行っている。
難治性疾患である声帯瘢痕を、脂肪幹細胞の培養上澄み液を注射して改善できるか検証しています。