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中耳外来

当科の中耳外来は、國本・矢間が診療しています。
診療は全て予約制となっていますので、予約外の患者様には多少待ち時間がかかりますことをご了解下さい。
主な対応疾患としては、真珠腫性中耳炎、慢性中耳炎、鼓室硬化症、耳硬化症、癒着性中耳炎、人工内耳、良性・悪性の側頭骨領域腫瘍です。その他に、小児反復性中耳炎に対しても、外来で鼓膜チューブ留置を実施したり、医療費の負担を軽減できるように診療しています。また、補聴器が必要と考えられる患者様には補聴器外来と連携をとって対応しています。

当院で実施している手術についてご説明します。
鼓室形成術

年間手術件数は、70から80症例程度です。基本的には全身麻酔で手術し、通常平均10日前後という短期間の入院で積極的に聴力改善手術を行っています。殆どの患者さんが術後ケアーフリーとなり、聴力の改善も比較的良好な治療成績となっています。近年では、耳介から採取した軟骨を薄くスライスして陥凹しにくい鼓膜を作製し、真珠腫などの再発防止を行っています。

人工内耳植込み術

平成15年度より実施しています。先天性難聴の患者さんでも聴覚・言語が獲得できる症例もあります。また、成人例では、補聴器で充分な会話が不可能な患者さんに施行しています。条件が整えば、人工内耳によるコミュニケーション手段を用いて社会復帰されています。人工内耳はすべての患者さんで、聴力を回復できるわけではありませんが、今までになかった画期的な治療方法と思われます。徐々に人工内耳手術を受けられる患者さんが増えており、現在では40例に到達しました。

側頭骨領域悪性腫瘍

耳の周囲の腫瘍性病変は、耳鼻咽喉科領域の腫瘍の中でも比較的少ないとされています。耳の周囲は表情を作る顔面神経・平衡感覚の神経・聴覚の神経などがあります。比較的複雑な構造をしていますが、なるべく温存できる機能は温存するように手術法を考えています。また、悪性腫瘍の場合には、手術前の画像検査を用いたナビゲーション手術を行うことで、安全で確実な手術を心掛けています。