それぞれの特色を尊重しながら切磋琢磨する環境

| 令和2年入局

入局1年目は大学病院での研修をスタートさせましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で精神科病棟が感染症病棟となってしまったため年度内で関連病院へ異動となりました。初年度から関連病院勤務ということで、右も左もわからない状況で非常に心細かったのですが、勤務先には当科医局出身の先輩方が多く、やさしく丁寧に指導していただき臨床の土台を学ぶことができたと思います。鳥取は狭い医療圏であり、横のつながりが豊富であることも特徴的なメリットであると感じます。また隣の島根大学精神科との定期的な交流もあるためそれぞれの特色を尊重しながら切磋琢磨する環境が整っていると感じました。

写真 | 当科での研修の様子

2年目から現在までは大学病院での研修を行っています。大学病院では入院、外来診療はもちろんのこと、リエゾン診療にも力を入れており、後期研修医であっても診療の主体となり学んでいく環境が整えられています。入院症例数は少ないものの上級医とのチーム制で診療を行い、カンファレンスや症例検討会などで一例一例を診断から治療まで丁寧に診ていくことができ、大変勉強になっています。

また児童思春期、司法精神、緩和ケア、精神分析、臨床研究、基礎研究等にも精力的に取り組まれている先生も多く、今後のキャリアを考える上で指標となる上級医がたくさんおられることも大学病院で研修するメリットであると感じています。