患者様との関わりが診断・治療につながる

| 令和2年入局

私は令和2年度より鳥取大学精神科に入局させて頂き、鳥取大学医学部附属病院精神科専門医研修プログラムに沿って後期研修をさせて頂いております。

写真 | 当科での研修の様子

私は、大学5年生の病院実習で精神科を回った際に、いろいろな境遇、キャラクターをお持ちの患者様がおられるということを知り、精神科に興味を持ち始めました。

実際に入局してみて、精神科は患者様との関わりが診断・治療につながるという点が魅力的だと感じています。

精神科は他科と比べて、検査のみで確定診断に至る事がほとんどありません。患者様、ご家族様からお話を伺い、情報を得ることで、診断に近づきます。また治療に関しても、薬だけではなく、患者様の不安や、悩みを傾聴し、共に考えることで多少不安が和らいだり、気分が良くなったりすることがあります。そういった点が精神科ならではだなと感じています。

未熟なところばかりで診療に難渋することも多々ありますが、上級医の先生方はみなさんとても丁寧に親身になって指導してくださるので、一人で思い悩むことはありません。毎週のカンファレンスでは活発な議論が繰り広げられ、とても勉強になります。

精神科に興味のある方や、入局先に迷われている方は、是非医局へご相談ください。まずは気軽に見学に来ていただき、精神科医局の雰囲気を感じていただければと思います。