成人・老人看護学講座

先輩からのメッセージ

江〇〇〇さん(9期生、平成24年3月卒業)

成人・リハ看護学実習Ⅰ・Ⅱでは慢性期・周手術期の患者さんを受け持たせていただき、私は両方の実習で退院支援のためのパンフレットを作りました。日々の関わりを通して患者さんを理解し、その方に合ったものを作るのは簡単ではありませんでしたが、病棟の看護師さんや先生と相談を重ねながら作成しました。そのパンフレットを用い、退院支援することで、患者さんの生活過程を調整でき、患者さんに喜んでいただけたことはとても心に残る出来事でした。実習は、日々知識不足を痛感し、自己学習と記録の毎日で大変だと感じることもありましたが、患者さんに合った看護を提供するために思考することで、知識だけではなく自分の看護に対する思いを深めることもできました。

課題研究ではこれまでに学んだ統計の知識を活用しながら分析を行っていきます。難しいと感じることも多々ありますが、講座の先生に質問するととても丁寧に教えてくださったり、先生と仲良くなれたりするので、楽しみながら研究を進めています。

土〇〇〇さん(9期生、平成24年3月卒業)

成人・リハ看護学実習Ⅰでは、患者さんが病気とうまく付き合いながらその人らしい生活を送れるような看護を提供することを学びます。

成人・リハ看護学実習Ⅱでは、周手術期にある患者さんを受け持たせて頂き、患者さんの状態を観察し、予測する力、アセスメント能力を習得できます。実習中に患者さんとの関わり方で悩む事もありましたが、先生方の熱心な助言のおかげで自分の考え方の傾向が分かり、自分の悩みに対する答えがみつかりました。悩んだ事も記録が多いと思った事もありましたが、今思えば患者さんを身体的・精神的・社会的に捉える事や自分の看護観を深めることに繋がっていたと思います。

課題研究では、論文を読み、講義での知識を基に統計処理を行います。最初、研究に対して苦手意識を持っていたのですが、基礎からきちんと学ぶ事で苦手意識は少なくなりました。

実習も研究も仲間と共に行うので、学ぶ楽しさを一緒に共感でき、充実した日々を送れると思います。

藤〇〇〇さん(9期生、平成24年3月卒業)

こんにちは、老年研究室所属の学生です。私たちは高齢者の口腔内の唾液分泌状況について研究しています。

私たちの研究では、視覚的な口腔乾燥と自覚症状が唾液分泌量と一致しているのかを明確にし、また唾液分泌量低下の影響要因を検討することを目的としています。先生からデータの取り方や分析方法を教わり、より正確なデータを集めるにはどうすればよいのかなど試行錯誤しながら研究を進めています。主な活動内容としては、実際に高齢者のもとに訪れ、アンケート調査や口腔内の観察、キソウェットテスターによる唾液分泌量の測定をし、分析・考察していきます。地域の高齢者の方たちにもご協力いただき、ふれあいながら楽しく研究しています。

老年実習では、患者さんと一緒に機能訓練を行ったり、食事介助・清潔ケアなどを体験し、疾患や加齢によるADLの低下予防・向上の重要性を学び、また自立してできることへの喜びを患者さんと分かち合い、これらのことが患者さんのQOLの向上につながることを実感しました。

私たちの研究は、高齢の患者さんも多い今日の臨床の場で活かせる可能性もあるので、よりよい看護を目指して日々研究しています。

先輩からのメッセージ

先輩からのメッセージ 2



鳥取大学医学部 保健学科看護学専攻
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