成人・老人看護学講座

実習前 おススメ図書

★成人看護学実習Ⅰ(慢性期)

1.Jean Lugton著、眞嶋 朋子訳:実践的緩和ケア 看護は何をすべきか, エルゼビア・ジャパン.
レビュー:患者さんが死に直面して悩んでおられる時に読みました.看護師として,何ができるか,手がかりになると思います.(Y.K)

2.病気がみえる シリーズ,メディックメディア.
レビュー:図やイラストが大きく,目で見て疾患がわかりやすいです.実際に写真や絵を見て患者さんのことをイメージしていました.(T.I)

3.ピエールウグ編集,黒江ゆり子訳:慢性疾患の病みの軌跡 コービンとストラウスによる看護モデル,医学書院.
レビュー:私は実習後に読ませていただいたのですが,患者さんの今まで過ごされてきた過程を知ることの大切さに気付かされました.是非実習前に一読することをお勧めします.(A.D)

★成人看護学実習Ⅱ(急性期)

1.天羽敬祐,岡元和文:ナーシングケアQ&A これだけは知っておきたい周手術期ケアQ&A,総合医学社.
レビュー:疑問に思っていることや看護ケアの重要なポイントなどがかなりわかりやすく載っています.この1冊に限らず,ナーシングケアQ&Aシリーズはよく読んでいました.(Y.K)

2.井上智子編集:パーフェクト臨床実習ガイド 成人看護実習ガイドⅠ急性期・周手術期,照林社.
レビュー:術前・術中・術後,各時期ごとに観察項目や検査値の変化が詳しく載っていてわかりやすい.各科ごとの事例が載っているので,看護計画を立案する際の参考になった.

3.山元恵子監修:写真でわかる整形外科看護 受傷期のケアから社会復帰への支援まで写真で体験,インターメディカ.
レビュー:手術直後に必要なドレーン管理,神経障害予防などが写真で掲載されているのでイメージしやすい.同じシリーズで,フィジカルアセスメントや基礎看護技術もあるので他の実習でも役に立つ.

4.市川幾恵監修:意味づけ 経験知でわかる病態生理看護過程 上巻・下巻,日総研出版.
レビュー:疾患ごとに「術直後から7病日」,「術後8病日~術後10~14病日」の観察項目・周手術期関連図・看護計画が根拠と共に載っていてとても役にたった.(A.D)

★老年看護学実習

1.金川克子監修:老年症候群別看護ケア関連図&ケアプロトコール,中央法規.
レビュー:病態関連図だけでなく,ケアのポイントも書かれており,看護計画を立てる際に参考になります.(Y.K)

2.リハビリナース編集部編:THEリハビリテーション看護 この1冊で「なぜ?」「どうする?」がすぐわかる!
レビュー:患者さんに支援する時に参考にしました.嚥下体操,口腔ケアなどが載っていてわかりやすいです.(A.D)

★すべての実習でオススメ

1.ヴァージニア・ヘンダーソン著,湯槇ます訳:看護の基本となるもの,日本看護協会出版会
レビュー:タイトルのとおり,看護の基本が載っています.どの実習に限らず何度でも読み返すことで初心に戻れました.(Y.K)

2.看護覚え書-看護であること,看護でないこと-,フロレンス・ナイチンゲール,現代社

3.ナイチンゲール看護論・入門,金井一薫,現代社

4.科学的看護論,薄井坦子,日本看護協会出版会

5.看護学原論 講義,薄井坦子,現代社

6.科学的な看護実践とは何か(上)(下),薄井坦子,現代社
レビュー:ナイチンゲールは看護の発見者です.これらの本には看護の本質が書かれているので,看護とは何か?と悩んだ時に読むとすっきりします.読めば読むほど看護に関する新しい発見があります.実習前に読めなかった人は是非卒業までに読んでみてください.(C.T)

*学生の皆様、ここに記載されている図書はあくまでも先輩の体験談に基づいたおススメ図書の一部です。その他にも役に立つ書籍はたくさんあります。是非、実習前は教員に相談したり、実習要項に記載している図書を参考に勉強してくださいね。



鳥取大学医学部 保健学科看護学専攻
お使いのブラウザでは、ウェブサイトが正しく表示されない場合があります。
正常に表示されない場合は、ブラウザを最新版にアップデートいただくか、他のブラウザ(Chrome、Firefoxなど)をご利用ください。