診療案内

肝がんについて

肝臓がんの種類

肝臓がんには主に原発性肝がんと転移性肝がんの2種類があります。

原発性肝がんはB型肝炎やC型肝炎などウイルス性肝炎を合併したものがほとんどで、肝機能障害を伴っています。
最近は脂肪肝を伴ったものが増えています。まずウイルス性肝炎に罹患しているかどうかを確かめることが原発性肝がんの早期発見の鍵になります。

転移性肝がんは他臓器腫瘍の血行性転移によるもので基本的には全身化学療法を行います。
しかし大腸がんなど積極的に肝切除することで予後の改善が得られるがんもあり、適切な治療が重要になります。

低侵襲手術

肝胆膵領域の低侵襲手術は約20年前から腹腔鏡下胆嚢摘出術が一般的な治療として普及してきましたが、肝臓はその技術的困難さから長く研究対象とされてきました。
肝切除は平成22年にようやく一部が保険適応疾患として承認され、平成28年に大部分の肝切除が保険適応となりました。
当院では平成23年から腹腔鏡下肝切除を行い良好な実績を残しています。
腹腔鏡下手術は小さな傷で病巣を切除する手術であり、患者さんの身体的負担が軽減され、術後の早期回復、社会復帰を可能とする画期的治療法ですが、特に肝臓での腹腔鏡下手術は致命的な合併症を引き起こす可能性のある高度な技術を要する治療法であり、患者さん一人一人に応じた安全で最適な治療法を選択するように心がけています。

集学的治療

肝臓がんの治療は様々な選択肢があります。
当科が担当する肝切除の中でも葉切除、区域切除、亜区域切除、部分切除があり、腫瘍の局在、大きさ、個数、浸潤の有無、肝機能に応じて適切な治療を決めなければなりません。
肝臓がんの中で手術が可能な段階は限られており、手術が不可能な段階では消化器内科による焼灼療法や放射線科によるカテーテル治療が行われます。
当院では肝臓を担当する消化器外科、消化器内科、放射線科の3科合同で肝臓カンファレンスを毎週行ない、各患者さんに適切な治療を行えるよう努めています。


鳥取大学医学部
器官制御外科学講座
病態制御外科学分野
(第一外科)
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