Tottori University Faculuty Of Medicine Division Of Urology
Scroll

西川結梨先生

とある後期研修医(医師5年目)の一日

こんにちは、後期研修医3年目の女医です。

今回は私の一日についてご紹介します。現在私は鳥取赤十字病院に勤務しており、大体表のような一日を送っています。

まず出勤してカルテを確認。入院患者全員分に目を通します。それから病棟回診を行います。患者さんのガーゼ交換やルート確保などの処置もします。看護師さんがついて準備してくださるのでとても助かりますね。

9時から手術です。大体午前中は小手術であることが多く、経尿道的手術が主です。今日は経尿道的尿管結石砕石術(TUL)。私も張り切って執刀します。

その後休憩を挟み、午後からは大体はロボット手術や腹腔鏡手術などの大きな手術が入る事が多いです。本日はロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術(RARP)。私も一生懸命第一助手として頑張ります。

無事に手術終了。術後の患者さんをHCUで診て指示を出してから、その他の患者さんの回診をして帰ります。

帰宅したら夕食の準備です。簡単ですが自炊をしています。お昼のお弁当も大体作っておくのです。その後はまったりしたり、課題を片付けたり、次の手術の動画を見たりしています。

外来の日は、「手術」の部分が「外来」になるだけで大きく変わりないですが、外来終了後に臨時で小手術を入れていたり、緊急手術や処置が入ったりと忙しいことも。

上司の先生方や看護師さんなどのスタッフに支えられて日々充実した時間を過ごしています。

休日は、待機当番の先生が朝10時に回診をします。

回診のない日曜日はお稽古の日!

お稽古は9時からなので、気になる患者さんがいるときはその前に回っています。

和装で行くこともあります。

高校時代に齧っていた茶道を縁あって再開することとなりました。高校生のときは茶道のほんの一部、ごく表面的な部分しか知らなかったのだなと感じます。お点前も何種類もあり、道のりは遠いですが、何事も日々稽古ですね。折角お免状も取りましたし、今後も末永く続けていこうと思います。

長い手術もあり、また緊急で処置や手術が必要なときも当然出てきます。しかし、自分の技術や知識が向上したり、患者の状態が改善したり、治療の必要な疾患を発見したりと、とてもやりがいのある仕事だと思います。

自分の心の潤いになるものがあれば、それを支えにして頑張れるのではないでしょうか。救急とか緊急という言葉が大嫌いで、まるで体力のない私でも何とか生きてゆけるのですから。

皆さんもぜひ、泌尿器科でオン・オフの充実した生活を送りましょう。