教授あいさつ

麻酔・集中治療医学分野
教授 ペインクリニック外科診療科長
大槻明広 おおつき あきひろ

鳥取大学医学部器官制御外科学講座麻酔・集中治療医学分野は、1966年(昭和41年)6月1日に、鳥取大学医学部麻酔学講座として産声をあげました。

麻酔学講座としては、全国の大学で21番目の創設にされ、2021年で55周年を迎える伝統のある講座です。

講座の名前は、鳥取大学医学部麻酔・蘇生学講座から鳥取大学医学部器官制御外科学講座麻酔・集中治療医学講座と変遷してゆきましたが、初代教授である佐藤 暢先生の進取の気概と研究の多様性や第二代教授である石部裕一先生の科学的根拠に基づいた基礎研究成果と臨床を結ぶトランスリレーショナルな学問姿勢は、連綿と受け継がれ、現在の分野の支柱となっています。

第四代教授である私、大槻明広も新しい技術を臨床に導入し、その技術の臨床的意義の有無を検証し、新たな開発に結びつけることに興味を抱き続けております。

常に新しい技術や方法に目を向ける

このように、当分野は、常に新しい技術や方法に目を向けて、周術期管理や集中治療医学領域での患者の安全性と周術期管理の質の向上に努力しています。

さらに、敗血症に関する基礎的研究や薬物感受性の遺伝子レベルでの解明や、血中薬物濃度の呼気によるリアルタイム計測の技術開発などの周術期の患者の治療や管理に直結する研究も幅広く展開しています。

臨床面では、手術麻酔管理を核にして、重症患者管理を担う集中治療や慢性痛やがん性疼痛を緩和するペインクリニック診療を担当しています。

麻酔管理では、多方面の基礎的医学知識とファーストエイドの治療技術が求められるため、麻酔科医は、周術期において産婦人科や小児科、精神神経科の知識も兼ね備えた「総合医」の役割を果たしています。

流動的な人材の交流

当分野は、3つの領域の知識を学び、技術を磨く最良の環境を備えているといえます。

なぜならば、この3つの領域は、相互にオーバーラップし、人材の交流も常に流動的で、それぞれの領域を学ぶのを妨げる障壁がないからです。

当分野は、自分の興味のあることに、積極的に携わることのできる環境を提供し、その活動を支援できると確信しております。

各人の情熱と意欲、向上心が、臨床技術や研究成果を飛躍的に向上させる最良の糧となります。

皆様が、当分野において八面六臂の活躍をされることを強く期待しております。

「仕事を楽しむ」あるいは「楽しくなければ仕事ではない」

最後に、当分野のモットーをお伝えしたいと思います。

当分野のモットーは、「仕事を楽しむ」あるいは「楽しくなければ仕事ではない」です。ここでの仕事とは、臨床だけではなく、研究も含みます。

皆様には、オンとオフとを上手に切り替えて、ストレスのない充実した麻酔科医ライフを、当分野で構築して下さることを願っております。