平成24年1月29日(日)、日本救急医学会認定第6回鳥取大学医学部附属病院ICLS(Immediate Cardiac Life Support )コースを開催しました。受講生27名（医師、看護師、事務スタッフ、学生）の5ブースという大編成の開催となりました。
ICLSコースは、医療従事者を対象に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生を習得すること」を目標に行っています。今回の鳥大コースは、5年ぶりに救急蘇生のガイドラインが変更　となってから2回目の開催となります。ガイドラインの変更に伴い、指導方法の見直し等を行ってきました。また、受講生に分かりやすく理解してもらうにはどのように伝えるべきなのか、コースの学びが実際の現場に活かされるコース内容になるか、試行錯誤を繰り返しています。特に鳥取大学医学部附属病院ICLSコースでは、「チーム蘇生」をキーワードに知識、技術の習得を目標に開催しています。
ICLSコースは日頃より協力していただいている鳥取県全域、島根県のICLSインストラクター、事務スタッフの皆様の協力により、大盛況で終了しました。受講生からも、「大変勉強になった」、「今後学びを深めてインストラクターとして参加したい」等の御意見を多くいただきました。
今後も鳥取大学医学部附属病院では、定期的にICLSコースを開催していきます。鳥大病院内スタッフだけではなく、鳥取、島根の隣接病院の医療従事者の方々、多くの皆様の参加をお待ちしております。少しでもコースの開催が患者さんの救命率、社会復帰率向上に役立っていけばと思います。

鳥取大学医学部附属病院としましても、鳥取県、山陰地域の最後の砦となるよう、救急医療を提供し、救急医療の向上に救命救急センターとしての役割を発揮していきます。尊い人命を救命するためにも、今後とも皆様の御協力の元、ICLSコースの運営、普及啓発を行っていきますので、よろしくお願いいたします。