
2024年11月より主任診療科長として歩み始めてから、1年が経過いたしました。この間、臨床・研究・教育の各分野における様々な課題に取り組むことができました。ひとえに多くの皆様方の温かいご支援とご協力によるものと、心より感謝申し上げます。
当教室では、従来より取り組んできた「診療ガイドラインに沿った質の高い医療」の継承に加え、低侵襲手術をはじめとする最新医療技術の積極的な導入を進め、患者さんにとってより充実した診療体制の構築を目指してまいりました。診療方針は、関連診療科・関連職種が連携したカンファレンスにて決定し、複数主治医制(主治医・副主治医)を導入することで、均一かつ高水準な医療の提供に努めております。
診療内容は、呼吸器疾患、縦隔疾患、乳腺疾患を中心に、胸部疾患全般に対する外科診療を幅広く展開しております。山陰地域の中核施設として、近隣医療機関との連携をさらに強化し、教室員との協力体制のもと、胸部外科診療に万全の体制で臨んでおります。
また、若手医師の育成は我々の重要な使命です。来年度からは3名の新しいメンバーがチームに加わる予定であり、心強く感じると同時に、育成への責任を改めて強く認識しております。新たな仲間とともに、医療に情熱を持つ若手と悩み、考え、挑戦しながら、個人としてもチームとしても成長を続け、患者さんに寄り添った医療の実現を目指してまいります。
2年目を迎え、当教室はさらなる飛躍を目指して挑戦を続けてまいります。これまでの歩みを礎に、より高みを目指して邁進する所存です。今後とも、皆様方の変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2025年11月1日