全国肺癌登録調査
当院で肺癌手術を受けられた患者さんへ
全国肺癌登録調査:2010年肺癌手術症例に対する登録研究についてのお知らせ
国内の肺癌に関する主要学会である日本肺癌学会、日本呼吸器外科学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会が肺癌合同登録委員会が共同して肺癌合同登録委員会を設置し、現在までに定期的に全国の肺癌手術の症例登録を推進し、肺癌に関する研究ならびに診療の進歩・普及となる有益な情報が発信されています。
当科も呼吸器外科専門医合同委員会認定修練施設としてこの登録事業に参加しております。この度、全国肺癌登録調査:2010年肺癌手術症例に対する登録研究が開始されることとなりました。そこで2010年1月から12月の間に当科で肺癌手術を受けられた患者さんの診療情報を登録させていただくことといたします。以下に研究の概要をお示ししますが、患者さんに直接利害が及ぶ研究ではありません。ただし患者さんの個人情報の漏出には万全の態勢をとって防止します。また対象となる患者さんが登録を拒否される意思のある場合は、当科に直接ご連絡いただければ登録を除外させていただきます。
肺癌診療の発展に是非ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。
研究の概要
① 研究機関の名称並びに研究機関の長及び研究責任者名
研究代表者:吉野 一郎(肺癌登録合同委員会委員長、千葉大学大学院医学研究院呼吸器 病態外科学)
研究事務局:奥村 明之進(肺癌登録合同委員会 事務局長、大阪大学大学院医学系研究 科 外科系臨床医学専攻 外科学講座 呼吸器外科学)
鳥取大学医学部研究責任者:中村 廣繁(胸部外科)
研究分担者:荒木 邦夫、谷口 雄司、三和 健(胸部外科)
② 研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧できる旨(他の研究対象者等の 個人情報及び知的財産の保護等に支障が無い範囲に限られる旨を含む)並びにその入手・閲覧の方法
本研究の概要は、国立大学附属病院長会議が設置している公開データベース(UMIN-CTR)に、本研究の実施に先立って登録され、公開されます。
また研究の進捗を適宜更新し、研究の終了についても遅延なく報告されます。 また当院の倫理審査委員会に提出し承認された研究計画書を、鳥取大学胸部外科ホームページの臨床研究のページよりご覧いただけます。
③ 研究の資金源等、研究機関と研究者等の研究に係る利益相反に関する状況
研究資金は4つの学会(日本肺癌学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器外科学会、日本呼吸器内視鏡学会)から出資されており、参加する研究機関と研究者には利益相反はありません。
④ 個人情報の開示に係る手続き
本登録は、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会のホームページで登録業務を公開します。具体的な個人情報の開示につきましては、鳥取大学胸部外科担当医へ直接連絡いただくことで対応いたします。
⑤ 個人情報の利用目的の通知、個人情報の取り扱い方法
本邦における肺癌手術例の疫学調査を行うことにより、肺癌に関する研究ならびに診療の進歩・普及を図ることが利用目的です。 登録患者の氏名は参加施設からデータセンターへ知らされることはありません。登録患者の同定や照会は、登録時に発行されるIDを用いて行われ、患者名など、第三者が患者を識別できる情報がデータベースに登録されることはありません。
⑥ 相談窓口
研究対象者等及びその関係者から相談等があった場合は、原則、当該研究対象者の医療機関の研究者等が対応します。すなわち鳥取大学医学部胸部外科の各担当医が窓口となります。対応に苦慮することがある場合には、鳥取大学医学部研究責任者から研究代表者または研究事務局に相談し、措置対応を講じます。
⑦ 研究対象者に研究参加を拒否する権利を与える方法
対象となる患者さんから本登録の拒否の意思表示があった場合は、登録から除外させてい ただきます。その場合は、外来受診時に鳥取大学胸部外科担当医にお伝えいただくか、胸部外科へのメールkyoubu@med.tottori-u.ac.jpでご連絡いただくことで対応いたします。