教室紹介
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教授・放射線科 科長 ご挨拶

鳥取大学医学部放射線医学講座(現:統合内科医学講座画像診断治療学分野)は1955年に故阿武保郎教授により開講され、1976年に2代太田吉雄教授、1997年に3代小川敏英教授に引き継がれました。私は小川教授の第一期生として1998年に入局し、2018年7月より就任いたしました。

この20年間で放射線医学の分野では多くの技術革新がありました。私の研修医時代にはフィルム診断であったものがモニター診断となり、遠く手の届かない機器と思われた3T MRIに関しては、2003年当院に本邦初の臨床機として稼働し始める等、放射線科医を取り巻く環境は様変わりして参りました。

このような中でも変わらないのは放射線医学がとても興味深い分野であるということです。私は画像診断が専門ですが、20年余りの経験を経た現在でも、解釈の難しい症例に遭遇したり、カンファレンスにおいて他科の先生から学ぶ機会が多々あります。研修医時代に感じた新しい知識を得るという感動を今も得ながら、研鑽に励んでおります。

今後も診断機器や治療装置の技術革新により、より精度の高い診断や治療が実現できるようになるでしょう。このような機器を十分に活用できる優秀な放射線科医が必要です。診断が困難であった疾患や病態が診断可能になることにより治療方針の決定に寄与できたり、治療に難渋していた疾患がインターベンショナルラジオロジー(IVR)や放射線治療により治療可能になる未来をもたらしたいと思っています。

当教室には教育熱心なスタッフが揃っており、画像診断、IVR、放射線治療全般に精通できるように教育体制を敷いています。放射線医学に少しでも興味のある学生や若手医師の先生、気軽に当教室にお越しください。ご連絡をお待ちしています。

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