文部科学省 課題解決型高度医療人材養成プログラム 重症児の在宅支援を担う医師等養成

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鳥取大学 在宅医療合同シンポジウム「子どもから大人への在宅医療~ライフステージをみすえた支援~」を開催

 平成29年1月29日(日)、鳥取大学在宅医療合同シンポジウム「子どもから大人への在宅医療~ライフステージをみすえた支援~」を米子市福祉保健総合センター ふれあいの里で開催し、合計85名の方にご参加いただきました。
 特別講演「移行期医療の課題と今まさにすべきこと」では、国立成育医療研究センター病院 副病院長の横谷進氏をお招きし、「移行期(トランジション)」について現状と今後の課題、学会や厚生労働省の取り組み、医療機関の取り組みについてお話いただきました。障がいを持った子どもはいずれ成人になり、病態の進行により、さらに高度な医療が必要になるばかりでなく、成人特有の病気の併発も加わります。小児科のみで全ての治療を生涯にわたり行うことには限界があり、成人診療科へ無理なく移行することや、共同で診療してゆくことを早期から念頭に入れておくことの重要性を認識しました。
 また、シンポジウム「ライフステージをみすえた支援に向けて多職種で考える」では、島根県重症心身障がい児(者)を守る会 堀田優子氏、鳥取県立総合療育センター 看護師長 足立裕季子氏、鳥取県立皆生養護学校 教諭 勝田浩司氏、鳥取大学医学部附属病院 小児在宅支援センター 准教授 玉崎章子氏がそれぞれの立場から見た現状と課題を発表し、ディスカッションを行いました。「色々な立場の方の意見等を聞くことができよかった」という声を多く頂きましたが、「もっと時間をかけて聞きたかった」という意見もありました。
 今回のシンポジウムでの意見を参考に、移行期医療の課題解決に向けて今後も取り組んでいきたいと思います。

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  国立成育医療研究センター病院 副病院長 横谷進氏    

1.29在宅医療シンポジウム2
 シンポジウム「ライフステージをみすえた支援に向けて多職種で考える」の様子


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