平成28年10月30日(日)、鳥取大学×筑波大学合同フォーラム「NICUから自宅へ~こどものライフステージに寄り添う医療を考える~」を東京医科歯科大学 鈴木章夫記念講堂で開催し、全国各地から合計115名もの方にご参加いただきました。
小児周産期~小児在宅移行までに焦点をあてこどもたちのライフステージに合わせた支援のできる人材養成を大きな目的とし、文部科学省高等教育局医学教育課 企画官 佐々木昌弘氏、厚生労働省医政局地域医療計画課在宅医療推進室 室長補佐 桑木光太郎氏による基調講演をはじめ、地方自治体のグットプラクティスとして岐阜県健康福祉部医療福祉連携推進課 課長補佐 山田育康氏にお話いただきました。
佐々木昌弘氏には、地域包括ケアシステムが今後全年齢に拡大していく方向で、地域において多職種で顔の見える関係作りが重要であると講演いただき、また、桑木光太郎氏には、発達・成長していく小児は教育、福祉との連携が必要であると講演いただきました。講演の内容は、本事業の教育プログラムの組成に非常に参考となるものでした。山田育康氏は行政と大学との連携により各事業を推進できている実情を講演いただき、行政を巻き込んだ地域ネットワークを構築していく上で大変参考になるお話でした。
また、それぞれの事業の連携大学がポスター発表において互いに情報交換を行いました。互いの教育プログラムの内容を参考により良いものが構築できるように生かしていきたいと思います。
今後はフォーラムの内容をまとめた報告書を作成し、全国に広く発送していく予定です。
基調講演 プログラム選定大学からの発表
文部科学省高等教育局医学教育課 企画官 鳥取大学医学部脳神経小児科学 教授 前垣義弘氏
佐々木昌弘氏
プログラム選定大学からの発表 ポスター発表
筑波大学医学医療系小児科 教授 須磨崎亮氏 鳥取大学医学部附属病院脳神経小児科
講師 玉崎章子氏
地方自治体のグットプラクティス 基調講演
岐阜県健康福祉部医療福祉連携推進課 課長補佐 厚生労働省医政局地域医療計画課在宅医療推進室
山田育康氏 室長補佐 桑木光太郎氏