平成28年5月28日、研修会「地域でできる小児緩和ケア~こどもの輝く命を支援する~」を鳥取市の県民ふれあい会館で開催し、一般の方、インテンシブコース受講生を合わせ45名に参加いただきました。
講演会「地域における小児緩和ケア」では、講師として神戸大学医学部附属病院 腫瘍センター・緩和ケアチーム特定助教の余谷暢之先生をお招きしました。「小児緩和ケア」は、敷居が高いと感じていましたが、日々私たちが患者さんやご家族へ行っている支援がまさに「緩和ケア」であることを教えていただきました。
グループワーク「脳腫瘍をもつこどもと家族のためにできる生活支援」では、余命1年弱と診断されたお子さんの今後の生活の場所について、多職種で話し合いをしました。自宅へ帰してあげたいけど難しい場合は、自宅近くの病院やホスピスを生活の場としてはどうかと提案がありました。また、病院側が在宅は難しいと感じている症例について、地域の訪問看護や訪問介護は患者さんを迎えてくださる気持ちがあることが分かり、多職種協働の力を感じることができました。
【講演会の様子】 【講演をする余谷氏】
【グループワークの様子】 【1日の生活スケジュール表(Aチーム)】