鳥取大学 染色体工学研究センター

プレスリリース

世界初、DNAバーコード入りのヒト人工染色体を開発~謎に包まれたセントロメアの内部構造を高精度に解読~

2026-07-08

 このたび、鳥取大学染色体工学研究センターの大関 淳一郎 特命准教授、鳥取大学医学部生命科学科・染色体医工学講座/染色体工学研究センターの香月 康宏 教授らの研究グループは、認識可能なバーコードを組み込んだDNAを組み立てることで、これまで解析が不可能であったヒト人工染色体の構造やセントロメア(※)内部構造を世界で初めて解明しました。

(※)セントロメア:細胞の中で染色体の“中心”にあたる部分で、細胞分裂の際に染色体が正しく分かれるために重要な役割を担っています。

 本研究は、長年未解明だった人工染色体が細胞内で形成・安定化するプロセスを紐解くとともに、セントロメアの機能を維持するために複数の因子が協調して働く「攻防」のメカニズムを明らかにしました 。本成果は、セントロメアと遺伝子が調和して働く人工染色体の設計と操作を可能にし、次世代の遺伝子・染色体工学技術の高度化につながります。将来的には、より精密で安全なモデル動物の作製や遺伝子治療などへも応用が期待されます。

 本研究成果は、2026年6月30日にオックスフォード大学出版局によって発行される国際科学誌「Nucleic Acids Research」に掲載されています。

https://www.med.tottori-u.ac.jp/news/press/39207.html

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