文部科学省 課題解決型高度医療人材養成プログラム 重症児の在宅支援を担う医師等養成

活動報告

第2回インテンシブコース(5月27日)

〔プログラム〕
・グループワーク「乳幼児期:NICUからの在宅移行と幼児期の支援」

第2回インテンシブコースでは“乳幼児期”をテーマに、2つの事例についてディスカッションしました。1つ目は、気管切開と人工呼吸器を装着しているが、今後発達が見込める乳児のNICUから在宅への移行支援について、2つ目は重度の脳奇形のため生命予後不良な幼児の在宅支援についてディスカッションしました。

アンケート集計結果:
  H29 第2回インテンシブコース(5月27日)表1   H29 第2回インテンシブコース(5月27日)表2

 H29 第2回インテンシブコース(5月27日)表3  H29 第2回インテンシブコース(5月27日)表4

グループワーク終了後の振り返りシートを、多職種連携コンピテンシーの協働的能力にそって記載してもらいました。抜粋は以下の通りです。
<関係性への働きかけ>
 ・退院前カンファレンスや在宅移行後も定期カンファレンスを行い、状況の周知を図る。
 ・在宅で必要となるケアの支援依頼や情報提供を行う。
 ・両親と顔合わせして必要なサービスを一緒に考える。
<職種役割を全うする>
 ・継続性、一貫性をもってケアに当たる。
 ・家族の思いを受け止める。
 ・家族の負担軽減のための工夫をする。
<他職種の理解>
 ・在宅を行うには、支援者全員で児を守っていくことが重要。
 ・相手の立場になって聞く姿勢を持つこと。
 ・相談員さんやそのほか、医療以外の福祉・行政の方々のことを知らないので知りたい。
<自職種への内省>
 ・法律や制度に不案内であり、精通していく必要がある。
 ・ニーズは何か、問題に応じて一緒に解決していく。
 ・使えるサービスが複雑でどこに連絡したらよいのか分からなかった。

  H29 第2回インテンシブコース(5月27日)写真1