利用状況報告

内視鏡外科手術トレーニング アレンジver.

夏休み。授業や実習に追われる毎日だった学生さんにとっては、束の間の休息。
そんな忙しい日々を送っていた中、実習の空き時間や実習終わり、休日にまで毎日のように当センターに足を運んでくれる医学科5年次の男子学生さんがいます。夢に向かって懸命にトレーニングを重ねている手技は内視鏡下手術における縫合・結紮。
内視鏡下(腹腔鏡下)手術は、お腹に小さな穴を開けて、そこから特殊な鉗子やメス、カメラなどといったを必要機器を入れモニターを見ながら手術を行うため、患者さんへの負担は小さいものの大変高度な技術を要します。
とある日、いつものように部屋の片づけに入った私たちスタッフ。そこには練習で使用するはずの糸や針がなく、あったのはなんと「折り鶴」でした。「気分転換に折ったのかな~」「どなたかのお見舞いかな~」などと特に気にすることもありませんでした。しかし、彼がトレーニングする度に増えていく折り鶴。そんな不思議な日々が続いたある日、その学生さんに聞いてみました。返ってきた答えに驚いた私たち。手で折るのもやっとなくらいの小さなサイズの鶴ですが、それを鉗子を使って折っていたのです!!
技術の向上のために、自分で練習方法を考えアレンジしてトレーニングできる学生さんに感激した私たちスタッフでした。

 spot_4_内視鏡外科手術用トレーニングボックス-エンドワークプロII  鶴
普段の練習  鶴折ったよ!

 

 

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