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完全ヒト抗体産生マウスの作製に成功 ~ヒトのレパトアを再現・抗体医薬品創出へ期待~

鳥取大学医学部生命科学科/染色体工学研究センター 香月 康宏准教授、里深 博幸 准教授、森脇 崇史助教、阿部 智志研究員らのグループは、独自の染色体工学技術を 用いて、新たなヒト抗体産生マウスの作製に成功しました。

【ポイント】

・ これまでに抗体注医薬創出のために、染色体導入技術を用いてヒト抗体産生マウスが作製 されていたが、ヒト抗体遺伝子を含むヒト染色体の安定性は完全でなく、その安定化によ り、さらに高性能なヒト抗体産生マウスの作製が可能であると考えられた。

・独自の染色体工学技術を用いて、ヒト抗体遺伝子全長を安定に保持するマウスの作製に成 功し、このマウスがヒトに類似した多様な抗体レパトア注 2)を再現していることを明らかに した。

・ 免疫することにより、抗原特異的な抗体が効率よく取得できることから、本ヒト抗体産生 マウスは安全性の高いヒト抗体医薬品の創出に役立つことが期待される。

 

詳細については、以下プレスリリース資料をご覧ください。

https://www.med.tottori-u.ac.jp/files/48587.pdf

新聞記事2022.4.6

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